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音の認識:「倍音」(英語の「harmonic」の訳語)
日本語の「倍音」は英語の「harmonic」の訳語です。
音の最も重要な要素である「倍音」について理解を深めます。 「倍音」は「基音」の整数倍の周波数の音で、「倍音」は当然「基音」よりも弱 くて、基音より遠ざかるほど更に弱くなる、このような音を「倍音」と言います。 例えば200Hzの音を「基音」とすると、「倍音」は400Hz、800Hz、1600 Hz、3200Hz、6400Hz、12800Hz、25600Hz、・・・・・、それぞれの 周波数の音で、高周波数に向けて「基音」よりだんだん弱くなります。「基音」 200Hzの「倍音」を出すということは、すなわち、次々と400Hz、800Hz~ の高周波音を出すことです。210Hzを「基音」とすると、その「倍音」は420 Hz、840Hz、1680Hz、3360Hz、・・・となります。320Hz、640Hz、・・・ などなど、任意の周波数を「基音」にすると同様にその「倍音」が存在します。 あらゆる可聴帯域周波数の音は「基音」となりますので、その「倍音」となり ますと、「倍音」は音楽の音の中に無限大に多く存在しています。そして、 同じ周波数音でも、「基音」であったり、「倍音」であったりします。生の音に も、オーディオの音にも、「基音」と「倍音」とが無限に混在しているのです。 このように、周波数で論じると、生の音には「基音」も「倍音」もありますし、 オーディオの音にも「基音」も「倍音」もあることが理解できるでしょう。 オーディオに着目しますと、高域を出すことが、あたかも「倍音」を出すこと と錯覚してしまいますが、そうではなくて、低周波の100Hzの音は「基音: 10Hz、20Hz、25Hz、50Hzの「倍音」ですので100Hzの音も「基音」で あると同時に「倍音」でもあります。このようなことを考えてみますと、「倍音」 を出すことは高域周波数を出すことではないことが次第に理解できてくるで しょう。 「倍音」が周波数に依存するならば、電気オーディオで「倍音(周波数倍音)」 は十分に出ていて解決済みの課題ということになります。何故かと言うと、 電気オーディオで音楽再生の周波数帯域20Hz~15000Hz~20000 Hzまで、更にそれ以上の非可聴音域の高音をだすことは現在のオーディオ 技術で極く当たり前にできるからです。このように、「倍音」を倍々周波数の 高域論で論じて、高音を限りなく出すことが「倍音」を出すことと理解するの は錯覚であって誤りであることに気付くでしょう。 実は「倍音」は英語のHarmonicの日本訳語で、本来はハーモニー(調和 、和合、和音)を意味しています。それを、英語のHarmonicを日本語の 「倍音」と訳したことが、「倍音」を「高周波音」とする誤解の原因になってい るのです。 「倍音」は正しくは「基音と倍音が一体に調和して織りなすハーモニー」と 定義して理解しなければなりません。そうしますと、生の音には当然「倍音 (ハ-モニー)」はありますが、電気オーディオの音には「倍音(ハーモニー )」は録音~再生の過程で大部分が喪失してしまっているのです。 「倍音(ハーモニー)」を理解するために、具体例で説明します。例えば、 一つのギターで単音「ド」を鳴らします。それには「基音」の「ド」とその「倍音 (周波数)」がハーモニーとなって鳴っています。そこに、もう一つのギターで 基音「ド」を鳴らしますと、二つの音源「ド」の「基音」と「倍音(周波数)」が相 互に共鳴しあって、更に大きなハーモニーの響きを空間音場に創出します。 このようなハーモニーの響きが「倍音(ハーモニー)」なのです。 また、一つのギターでドミソの「コード」の和音を6弦開放で鳴らしますと、 6つの基音とそれらの倍音(周波数)が調和して織りなす素晴らしい和音の 「Cコード」のハーモニーが周辺に響き渡ります。生の合唱を例にしても同様 に、一人の歌声に添えて、二人、三人、四人、・・・と次々に唄いだしますと、 素晴らしいハーモニーの響きが音場空間に生じます。このような音と音楽 のハーモニーの響きは多くの「基音」とそれに付帯する「倍音」とが複雑に 混在して織り成すものです。このようなハーモニーは生の音と音楽にはあり ますが、電気再生されたオーディオの音と音楽にはほとんどないことに気が 付くでしょう。 電気オーディオで聴くギターも合唱も、周波数は十分に出ていても、「倍音 (ハーモニー)」がほとんど出ていないことが分かるでしょう。要約しますと、 生の音には「倍音(ハーモニー)」がありますが、オーディオの音には「倍音 (周波数)」はあっても「倍音(ハーモニー)」がほとんどないということです。 よって、「倍音」を周波数で論じてもラチがあかないのです。 そして、認識すべき重要なことは、生のような音と音楽を再生するには、 このハーモニー(日本語:「倍音」)の再生が最も重要な要因であることです。 電気オーディオではこの「倍音(ハーモニー)」がほとんど再生されないことが 致命的な欠陥なのです。私のバイタルサウンドのテクノロジーは世界で始め てこの難題を見事に解決しました。バイタルサウンドで「倍音(ハーモニー)」 を生に限りなく近い状態まで復元回復することができます。これは驚異に値 するものです。 私のバイタル・ケーブルをオーディオ・システムに組み込みますと、まるで生 の演奏会を聴いているかのように生き生きとした感動的な音と音楽のハー モニー(日本語:「倍音」)が部屋の空間音場に再生されます。実際に使って みると、きっと、バイタルサウンドがもたらすオーディオのHarmonic再生の 技に驚き感動するでしょう。ハーモニー(倍音)の完璧な復元再生、これは 世界に類のないバイタルサウンドのオンリーワン技術と言えます。 (付記) 「倍音(ハーモニー)」は、一般にアナログLP再生の方がデジタルCD再生よ りも優れていますので、今でもアナログ再生を好む方が多くおられます。SP 盤の蓄音機再生は周波数は5000Hz程度までですが、かなり十分な迄ハ ーモニーが再生されます。音ではなく音楽を聴くことにオーディオの目標を置 くと、「倍音(ハーモニー)」再生はオーディオの音の最も重要な要素です。
by vitalsound
| 2007-03-09 00:57
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